【BL】後輩、俺様、ぱんなこった!




テルは頷くと、ベッドに腰掛ける俺の膝を枕にしてゴロンと寝転ぶ。


俺の膝の上で乱れる赤い髪……

なんか、ものっすごいエロぃ。


しかもコイツ、またなんか仕組もうとしてる。

絶対、仕組もうとしてる。



目をちょっと薄くして…

口元を緩ませる、この顔。



次は何だよ~…

テルは軽く身構える俺に、淡々と言う。



「先輩、別々に寝るの無しで。一緒に寝ますよ」


「あぁ、うん」



別々に寝るの無しで一緒に寝るね、



「……って、それは駄目だよ、テル」



地味にノリ突っ込みしてしまった。

うわ…馬鹿っぽい。



自己嫌悪に陥る俺に、身体を起こし顔を近づけるテル。






< 16 / 40 >

この作品をシェア

pagetop