君と恋に落ちて
思い出したくない、"あの時"。
「あーごめんね?思い出しちゃったよね?ごめん、加奈ちゃん」
美樹さんが慌ててフォローしてくれた。
「ううん。大丈夫、です。でも…そうかも。あの時と同じ気分かも」
はははっと空笑いをしてみると、美樹さんは真顔になった。
「どうしたん?最初っからやなくてええから…その顔の原因を教えて?」
「…『女は性欲処理機』って」
私は少し涙声で言った。
「はぁ!?なんなん、それ!?男やろ?あーもう信じられへん!誰に言われたん!?なぁ?誰に言われたん!?」
美樹さんは怒りに震えた声で言った。