君と恋に落ちて
そして再会
「…にしても、加奈ちゃんだんだん笑顔が増えてきて良かったよ」
美樹さんはにこっと笑った。
「これも美樹さんのお陰ですよ!ほんまに」
「そう言ってくれるんはめっちゃ嬉しいけど…大丈夫?無理してへん?」
「全然!まぁまだ孤独感から脱出しきれませんけど」
「…ほんまは一緒に住んでおげたいけどごめんな?出来んくって」
「ええんですよ!?バイトさせてもらえて、部屋貸してくださっただけでほんま有り難い話なんですから!」
私は顔の前で手を振った。
それでも美樹さんは申し訳なさそうな顔をしてくる。
「あぁもう!美樹さん、大丈夫ですって!!」