ちびっこ かりな
第6章 無洗米
サミットで買い物中…

「今日の夕飯、どうしよっか?」

と出先から直帰で、早く帰ってきた主人と

話している時

(少し遅くなったし

今日は私がお米炊く当番だけど

かりなにお願いしちゃおうかなっ…)

そうひらめいて携帯電話から

家へ電話をした。

「かりなー、丸付けしていいから

お母さんの代わりにお米、やってくれる?」

無洗米はずっと憧れだったが

この前慌てて買い物をした時に

間違ってしまった初めてのお米だった。

「あのね、そのお米、洗わなくていいんだ。

だから、3合炊飯器に入れて

スイッチ、押してね。」
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