One STEP



いいもん!!
頑張るもん!!



「ふん!」



あたしは落ちた箸を拾って洗い、食事を再開した。



まぁいいや。


明日はケーキだケーキ、チョコケーキ。



単純な脳細胞。



結局自分もケーキなのだ。


甘党だみんな甘党だーい。



なんて脳内お花畑中のあたしに、お母さんは静かに言った。



「頑張りなさいよ」



「…へ?」



ぱちりと、お母さんと視線が合った。




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