One STEP
「みなさーん」
上から声。
一斉に振り向けば、そこにいたのは弥生先輩のお婆ちゃんとお爺ちゃん。
よく見れば手には大きなスイカ。
キラキラと光を反射しているそのものを見た瞬間、みんなの目が輝いた。
「スイカー?!」
やはり一番に反応したのは夏沙先輩。
「みんなでスイカ割りでもどうですかー?」
「竹もあるぞー」
あたし達の目がキラリと光った。
みんな、ちょうど何かを食べたいと思っていたところだったのだ。
海でスイカ割り。
一度やってみたかった。
次々になくなっていく、あたしの〝初めて〟。