One STEP
そして今。
完全に起動を停止した…模様。
「せせせ先輩…夏沙先輩が…」
あたしは泣きそうな声で、夏沙先輩を指差しながら必死に訴えた。
先輩はユラリと顔をあげ、死にそうな目でゆっくり夏沙先輩に顔を向ける。
次の瞬間、カっと魔物のように目を開いた。
「おい!おい夏沙!!お前が死んだら誰がお前の代わりにコレを消費するんだよ?!」
反応なし。
完全に起動停止。
起動停止夏沙。
揺すっても叩いても起きない。
何かむにゃむにゃと寝言を言っている。
これはもう無理だ、と、あたし達は動きを止めた。