大好きなあなたへ    〜ありがとう〜
第一章

出会い

四月。

私は都内にある市立の高校に入学した。

え?頭いいかって?……頭悪いよ。

でもっ、私にはヴァイオリンがあるからなんとかなる。

私はこう見えても、音楽には自信がある。

両親が、音楽家なせいか私も音楽の道に進もうと思った。

小さい頃見た、ヴァイオリンが強く印象に残っていて、小学生ぐらいから毎日練習し始めた。

って、私の自己紹介忘れてた!?

私の名前は、東野藍。
ことしで高校一年生の、ピッチピッチの女子高生だよ。
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