お 姉 ち ゃ ん 、 ば い ば い 。





思いっきり、満面の笑顔で。








お姉ちゃん、大好きだったよ。




私、お姉ちゃんの分まで生きて幸せになるからね。












“ーありがとう”。












「え…?」





一瞬、お姉ちゃんの声が聞こえたような気がした。












「…私の方こそありがとう!」




空に向かって叫ぶ。






見上げると、さっきまでとは嘘のような青空が広がっていた。





‐END‐


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