ねぇ…先生。。

別れ






聖なる夜。



今日は一年に一度の行事。




クリスマス…。



昨日2学期終業式を終えた。




【ピーンポーン】



そこへ家のインターホンが鳴る。



ドアについている小さな窓から覗くとそこには愛しい人の姿。




私は鍵を開け先生を中に通す。


そうすると先生は私に抱きついた。



『零に触れるの久しぶりーっ!!』



なんて子どもみたいにはしゃいでいる先生。



先生……ごめんね。



こうして先生と私の家で過ごすのは今日で、最後になるんだよ。



先生……ごめんね。



私、今日先生に言わなくちゃいけないことがあるの。




『零?大丈夫か??』



俯いていた私に声をかける先生。




「ん。全然大丈夫!!」



私は笑顔で答えた。





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