不器用な恋
保健室の匂い。
白いパリッとした冷たいシーツが気持ちいい。
ふかふかの掛け布団も保健室の匂い。
右手が温かいものに握られている。
そこを見ると、パイプ椅子に座った優貴アタシの手を握ったまま、ベットに顔を伏して静かに寝息をたてて、寝ていた。
時計を見ると、もう3時限目が終わる時間だ。
『…ゅ………優貴のこと………好きになってもいいかな…………』
アタシは呟くようにいった。
声……――――?
出た……――――。