*おベンキョの時間*
「ゴメンね…理杏君」



私は中庭に呼び出した尭耶さんの元に急ぐ。


でも一人では行けず……



理杏君に中庭まで付いて来て貰った。



彼の優しさに甘えてしまった。



「じゃあ~僕は此処で……」



理杏君と別れて…ゆっくりと尭耶さんの前に歩み寄る。


「菜々香ちゃん……」



「私は他人を犠牲にして幸せにはなりたくありません…生まれて来る赤ちゃんの為にも
お父さんとお母さんが揃っている方が…いいと思います…」







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