アイシング、マイラブソング
精神的に見送り疲れ、一番近いベンチにぐったりと腰掛けた。



悔いが無いせいか
頭はスッキリしてる。



これなら千架を“昔話”にできる、そう思った。





―俺は大丈夫。





―これでいいんだよな…?





―…これでいい。





ベンチに腰掛けたまま、僕は空を仰いで記憶の千架に思いを馳せた。
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