不器用な君と不機嫌な私


「え、だって…」


「うん…?」


「あ!そうだ!マカロン!

マカロンあるの!

ちょって待っててーっ!!」


「あ、うんっ」


郁の戸惑いようは

凄まじかった


キッチンではたくさんの物が落ちる音が聞こえてきて


思わず吹き出してしまった


「そんなに慌てないでよ、郁」


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