不器用な君と不機嫌な私


「郁………」


顔を赤らめながらも、郁は私の目を見て言ってくれた



それがどうしようもなく


嬉しくて。


だからこそなにも言えなかった



郁も私に話したいことがある



話したいと思ってる



それがわかっただけでも


もう、よかった


きちんとお互いが向き合えると


こころの中で確信する。


きっと、大丈夫。



郁とまた


笑い合える。
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