君と私の物語 【短編集】

テスト

あれ...?

私はふとある事を思い出す

「雅...。」

「ん?どうした?」

「テストって後何日だっけ...」

「テスト?」

確か先生が言ってたような

言ってなかったような...

「まず今日が土曜日でしょ?」

「あ、そう言えばプリント貰ってたな」

そう言って自分のかばんをあさりだす

先生何て言ってたっけ...

「げ...」

「雅?見つかった?」

「あったのはあったけど...」

「まさか月曜日とか言わないよね...」

私たちはお互いの顔を見合わせる

雅の顔は青白くなる一方

「「アハハハハハ」」

私たちはただただ笑うだけ

「「ハハハハハ...」」

で、一回落ち着いて...

「え!?え!?

 普通にヤバイじゃん!」

「俺、教科書なんて持って帰ってねぇよ!」

「ハハ、me tooだよ」

「冗談言ってる場合じゃねぇ!」

それから私たちは急いで学校に教科書を取りに行った事は

言うまでもない




(何でもっと早く言わなかったんだよ!)

(知らないじゃん!今思い出したんだもん!)

(先生の話は聞いとくべきだと思います!)

(それは雅も一緒じゃん)




2011/09/24

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