【長編】雨とチョコレート
ある程度話したあと、これが俺の目が腫れた理由、と付け加えた。
「…で、ふられて…泣いた、と」
頷いた。
「しのちゃんが学校に来てない理由は知らないのな?」
また頷いた。
そうか。
神崎は頭をポリポリ掻いて、思いついたように携帯を取り出して、いじり始めた。
「声出すなよ」
そう言って、どこかへ電話をかけた。
「あ、もしもし?俺、神崎です」
電話相手がなにかを言ってる。
「しのちゃんさ、真山となんかあった?」
え?