神宮姫伝


「2年前の秋の頃だった―…


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あたしは当時中学3年で周りよりは
浮いていた。

あたしがいた学校はわりと真面目な人が
多くて馴染めなかったのもある。

それでも家では優しい両親がいて
どちらもまさに美男美女、
あたしの自慢でもあり家は
あたしの居場所だった。


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