近くて遠い恋夏
島田看護師の登場で気分の悪さが薄まったものの…
相変わらず辛いのは変わらなかった。
布団の中に顔を埋めてただ時間が過ぎるのをじっと待った。
いつの間にか夕飯の時間だった。
大抵の人はホールで食べるけど私は食べ物なんて口にしたくなかった。
名前が呼ばれてるのはちゃんとわかってる。でもいらないから行かない。そんな時、
「ちょっといい?」
カーテン越しに島田さんの声が聞こえた。
私はもう島田さんの声をインプットしていた。