ダイヤモンドダスト
第2章 トモダチとして
それから一週間後…

三船には幸福の木曜は訪れなかった



「昨日家帰ってる途中に鳥に糞かけられた」


それどころか、三船には
木曜になれば不幸が訪れている


「不幸だな…三船」

「ま、いつか幸福は来るよ!」

俺も関口も慰めようがなく
いつか来るはずである
幸福の木曜にかけるしかなかった



「関口!」

そう言って走ってきたのは橋谷だ

「お前の言ってた通り昨日良いことあったぞ!」

「え?!」

俺と関口は顔を見合わせた


可哀そうに

次に来るのは三船ではなかった

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