銀河の星屑
第3部:ことを全て終わらせた日

・君を手に入れるために-Akihiko-

これでいいだろう。

バタンと、ドアを閉める音が大きく響いた。

もう少ししたら、黎は目を覚ますことだろう。

コーヒーに睡眠薬を入れて、黎を眠らせたのだ。

「まさか、効果が早く出るとはなあ…。

橋爪も役に立ったもんだ」

医師の幼なじみがいてよかったものだと、中條は静かに微笑んだ。

「黎、後少しで僕のものにしてあげるから。

邪魔なヤツは今すぐ排除してあげるから。

橋爪や君をいじめた同級生たちのように、さっさと消してあげる」

笑い声が響いた。
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