銀河の星屑
「話したら、わたしたちが軽蔑すると思ったのかな?」

「…さあ、な」

そう返事したものの、わからなかった。

姉がどうして不眠症だと言うことを隠していたのか。

水萌の言う通り、僕たちが軽蔑すると思ったからなのだろうか?

バカかよ。

そんなことで、僕らが姉を軽蔑する訳ねーだろ。

「話したところで、わたしたちが軽蔑なんかしないのにね」

同じことを思ってたのか僕の気持ちを代弁してくれたのか、水萌が言った。

「そうだよ」

そう呟いた僕の声は小さかった。
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