とある男女のそれぞれの場合。
「ね、ねぇ、湯原君っ」


「あ。 何? 米良さん」


「あのっ、あの、あのね。
やっぱり、花はかわいいねって・・」


「そう、だね」


「う、うん・・」


顔を赤らめた米良さんを見て、僕は
居たたまれない様な気持ちになって、口に


手をやって明後日の方向を見た。
うわあ、うわあ。 ちょっと待て。


まさか米良さんも同じこと
考えてたなんて。
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