ESPERANZA

「ごめん.....悪かったと思ってる....」


「なんでっ....酷いよ.....翔平.....」


菜々美は泣いていた。


「最初から、あたしのこと好きじゃなかったんでしょ?」


「.....ごめん....」


「好きじゃないなら、告白した時にOKしないでよ.....」


「ごめん....」


俺は、只管謝った。


だって、ほかに何も言えなかった....
< 110 / 161 >

この作品をシェア

pagetop