小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

愛してる

司の顔を見るのが恥ずかしい。





朝食の時間亮太が私を見つめた。





「今日の夢子姫可笑しくないか、何で俯いてんだよ。近頃の夢子姫の行動が気になるんだけど。」





どうしよう、だって昨日司とあぁ、駄目だ。





私の正面に司が座ってるし、恥ずかし過ぎて死にそう。





「あのさぁ、何で夢子姫の部屋の鍵かえたんだよ。」




佑真も鍵変えた事を知っていた。





不味い、なんて答えようかな。





顔を上げると司と目が合う。





司好き。





駄目、駄目、私何を言おうとしてるのよ。





「おまえらが用もないのに、夢子の部屋に入るから、俺が鍵を変えた。」





亮太がいきなり司の胸ぐらを掴む。





亮太止めてよ!





暴力反対。









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