小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

亮太side

司、あんなフラつく体で運転して大丈夫なのか?





やな予感がした。





絶対止めるべきだった。





携帯へ何度かけてもつながらない。





夢子姫は携帯を持って行かなかった。





「亮太兄、夢子姫は何処に行ったの?」





郁哉が帰って来た。





「郁哉、佑真と源之助は?」




まだ帰っていない。





携帯が鳴る。





「佑真、どうした?」





「司が事故った。」





「佑真、何処にいるんだ。」




「駅裏の交差点の近く歩いてたら、司の車が見えて、そしたらトラックが司の車に突っ込んでった。亮太、司が、司が、」





司がどうしたんだよ!





司が死ぬ訳ないだろが!










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