小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
司のいない病室で原稿を書いていると、亮太が入って来た。





「夢子は又一人なのか、司はリハビリ室?」





私が頷くと、亮太が近づいて来た。





「夢子、もう充分頑張った。もう家に帰ろう。夢子のこんな姿見たくない。」





もうあの事故から2ヶ月たったが、司は私に何もさせてくれない。





着替えも、シャワーも看護師の渡辺さんに頼む。





渡辺さんは綺麗な優しい看護師さんだ。





私はもう司には、必要ない人間なのかも知れない。





同じ病室にいても、会話する事もない。





ただ同じ病室にいるだけだ。





近頃吐き気がして食欲もない。





もう限界なのかな。









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