小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「料理と洗濯と掃除は俺たちがやるけど、夢子姫にもやって貰うから覚悟しろ。後女らしい格好をさせるからな。」





女らしい格好って?





赤いジャージは十分女らしいかと。





「ジャージはあり得ないね。20才の女が化粧もしないで、ダサい眼鏡にその可笑しな頭。女捨ててる。」





亮太まだ高2で、どれだけの女知ってる訳?





「俺は、夢子姫磨けば光ると思うけど、元はそれほど悪くないしさ。」





「そう、そう、俺もそう思う。夢子姫結構俺のタイプ。」





中坊のクセに生意気だ。





このまま流されていいのか?





「夢子姫は僕のお嫁さんにしてあげるから、僕が大人になるまで待ってね。」





郁也が私の手を取り、キスをした。





小1の郁也にドキドキしてる私、これって大丈夫?










< 31 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop