私の14日間

「何が食べたい?」

 歩きながら、捺乃が問いかけてきた。

「なんでもいいよ。お世話になるんだしお任せします。」

「えーっ、なんでもいいが一番困るよ。せっかくの出会いだしお祝いしよっか。」

「そんなっ、悪いよ。」

 慌てて両手を左右に振る。すごく申し訳なかった。

「いいのいいの。気にしないで。何作ろうかなぁ。」

 ハンバーグもいいし、パスタもいいよねぇ、といろいろ話しかけてきた。
 
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