私の14日間

「えっ?地震?」

 彼女は怪訝な顔をして、私を見る。

「地震があって、立ってられないくらい揺れて・・・。」

 その時に倒れた。そう、地震のあとにどこかで頭でもぶつけて、意識が飛んだんだ。きっと。

「夜中か朝方にでもあったのかな。私は気付かなかったわ。というか、立っていられないくらいなら気付くはずなんだけどなぁ。」

 彼女の発した言葉にハッとした。あたりを見回すと、確かに明るく、決して夜ではなかった。

「今、何時か分かりますか?」
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