少女独り
拾われた少女

アタシに家族なんてない。
本当にそうだったらよかったのに…

家に帰る足取りが重い。

「ただいま…」

おかえりなんてそんな返事帰ってきたことナイし、帰っても誰もいない。
こんな生活慣れっこだ。


「ごはんないや…」

昨日で食料は全部使い果たした。

「コンビニ行こ…」

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