先生観察日記

「それでね、先生。

私、今更新中の小説が終わったら受験勉強に専念しますって宣言することにしたの。

長い間休むことになっちゃうから、せっかく登録してくれたファンの皆様が私の事を忘れないようにって考えて、人気ジャンルで勝負してみたんだ!

先生はまた『よくこんな妄想が書けるよな!』なんて言うかも知れないけれど、今のところいい感じで読者が増えてるんだから!!」


完結前なのに10人以上の読者様が付くことなんて、今までの私の話ではありえなかったんだけど。

今回はなんと、30人も本棚inしてくれてるんだから!

これって、私にしては記録的な数字なのです。


「ふうん。

じゃあ、それを最後にしばらくお前の妄想が読めなくなるのか。

勉強に集中してくれて嬉しいけど、寂しいな」


あれ、予想外の反応だ!


「先生、今、寂しいって言った!?

やった~! 

私の小説、認めてくれたんでしょ!?

そうだよね~、何だかんだ言っても、先生は全作品読んでくれてる、貴重なファン様だもん」


「おう、何だかんだ言っても、今のところお前の小説より笑える小説に出会ったことがないからな」

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