キケンなモトカレ《君を壊したい》
朋恵に着替えをしてもらい、
薬を飲ませて
熱を取る氷を頭に充てる。
時計を見て考える。
…あと少しで、熱は引くだろう。
美沙の突発的な発熱に過去に何度も
付き合ってきたから、もう、全て分かっている。
「…よかったわ、私を呼んでくれて」
ベッドの横で美沙を見詰めていた俺に
朋恵が背後から話してきた。
「…着替えをさせてほしい、だなんて、
本当に妹みたいな感じなのね。
彼女の身体を知らないから
頼んできたのね。
私、さっき少し疑ってたの。妹なんかじゃないって」
「朋恵…」