【BL】voice!


その瞬間、みんな息を潜めて滝沢くんの声を聞いた



「俺は…ずっと好きなんです。憧れてて…あの人がいたから、ここまでやってこれて―」



みんなポカンっとした表情で滝沢くんを見ている



「滝沢さん、答えになってないんスけど…」



「でも俺は…片想いで終わりたいんです、今までの関係崩したくないし」



そこで紙田が口を開いた



「たっくんのこと振る子いないと思うけどなあ」






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