【短編】それでも秘密☆
サクラの命日から何日か経ったある日。


「ユカリー!なんか、呼び出しだよ!」


教室で幼馴染みの石川ルリと、お昼ご飯を食べていた。


ルリは、あたしの過去を全て知っている。

幼馴染みだからか、そんな過去があってもあたしから離れないでそばに居てくれるんだ。


「ユカリを呼び出しなんて、誰だろうね?」

「うん…。ちょっと行って来る。」



お弁当をそのままに、あたしは立ち上がり廊下に出た。


「君がユカリ?俺、リョウ!宜しくね。」


そう言って微笑むリョウって奴は、背が高くて、顔が整っていて、シャンプー何使ってんですか?張りのサラサラヘアー…。


イケメンじゃん!!


それにしても…


「誰?」


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