【短編】それでも秘密☆
「で?話ってなに?」


あたしは、問い掛ける。


「…ん…。ユカリ…あたし、バイク降りようと思ってんだよね。」

「え…?」


思いも寄らない言葉。

とっさにサクラの肩を掴んで

「なんで?!」


と大きな声を出した。

「実はさぁ、好きな奴できて。そいつ、ほんっと普通の奴なんだよ。あたしがヤンキーだなんて知ったら引かれるんじゃないかって思ってんだ。まぁ、高校になったら、辞めようって決めてたし、半年くらい早くなるだけだし。」


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