【短編】それでも秘密☆
「可愛いね…リョウ。」


「かっこいいのほうが嬉しいんだけどな…。」


照れたリョウは顔を隠すためか、あたしを抱き締めた。



「リョウ、短気でごめん。」


「そのくらいのほうがちょどいいよ、ユカリは。」


ん~…調子狂うぅ…。


「なんでもムキになるユカリが可愛いんだもん。」


そう言ってあたしの髪を優しく撫でた。


「大好きだよ…リョウ。」


「俺は愛してるよ?」

「ずるーい!!」










リョウの彼女になったけど…











それでも過去は秘密。












大好きなリョウの為の秘密…。









サクラ…









こんな理由の秘密ならいいよね?






【END】




< 56 / 57 >

この作品をシェア

pagetop