【短編】それでも秘密☆
「…何してんだよ…」


溜め息混じりに呟いて、あたしは立ち上がり、コンビニまで駆け寄る。


「オメーら小学生相手に何してんだ!!」

小学生の手を掴んでいた男の手をとり叫んだ。


「…ユカリさん…!」


そいつらは、地元の後輩で、小学生に対して金をせびっていたらしい。


「早く帰んな。」


あたし達を見て、横で震える小学生。


イライラを我慢して、優しく言った。


小学生は逃げるように走り去った。



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