村雨紘一の場合【腐女子も恋していいですか?】番外編
不能な俺
「修太・・・・・・。俺、どうやらインポになったみたいだ」
ブッーーーッ!
「きったねーな!」
修太が校庭に飛ばした牛乳の後を苦々しく見て、俺は修太を睨みつける。
「紘一っ! 学校で変なこと言ってんじゃねーよ」
「変なこと? ああ、インポ?」
「ッツ! だから、大きい声でそんなこと言うなって!」
「別にいいじゃねーか、誰も聞いちゃいねーよ」
「はぁ…。紘一って、そういうとこ男らしいよな」
「なんだ、それ?」
紘一は、不思議そうな顔で修太を見る。
「まあ、いいけど。で? なんでイ・・・・・・そうなったんだよ」
「わかんねー。やろうと思っても、あの女の事が頭に浮かんで、急に勃たなくなる」
「っ、だから、もっと小さい声で話せよ」
真っ赤になって、修太は紘一を睨んだ。
「こんなガヤガヤしてる昼休みに、誰も俺達の話しなんて聞いちゃいねーって」
「いいからっ! 俺が気にすんだっての!」
「チッ。わかったよ。もう少し声下げればいいんだな」
「頼むよ。で? あの女って、誰だよ」
ふーっ。
俺は、何故か一つため息を漏らしてしまった。
ブッーーーッ!
「きったねーな!」
修太が校庭に飛ばした牛乳の後を苦々しく見て、俺は修太を睨みつける。
「紘一っ! 学校で変なこと言ってんじゃねーよ」
「変なこと? ああ、インポ?」
「ッツ! だから、大きい声でそんなこと言うなって!」
「別にいいじゃねーか、誰も聞いちゃいねーよ」
「はぁ…。紘一って、そういうとこ男らしいよな」
「なんだ、それ?」
紘一は、不思議そうな顔で修太を見る。
「まあ、いいけど。で? なんでイ・・・・・・そうなったんだよ」
「わかんねー。やろうと思っても、あの女の事が頭に浮かんで、急に勃たなくなる」
「っ、だから、もっと小さい声で話せよ」
真っ赤になって、修太は紘一を睨んだ。
「こんなガヤガヤしてる昼休みに、誰も俺達の話しなんて聞いちゃいねーって」
「いいからっ! 俺が気にすんだっての!」
「チッ。わかったよ。もう少し声下げればいいんだな」
「頼むよ。で? あの女って、誰だよ」
ふーっ。
俺は、何故か一つため息を漏らしてしまった。