永遠に・・・
 あたしはしばらく歩いていき、校舎裏に着いた。

そっと足音をたてずに例のトコロへいく。

すると―

「・・・・・痛ッッ」

・・・・・。

あたしはそっと覗き込む。

・・・・梓だ。

「ちょっと・・・やめてよッ・・・。うぐッ」

「うるせーんだよ!ふざけんな!」

「お前存在自体うざいことに気付けよぉ」

梓の周りには由美と恵莉香がいた。

「あたしが何したっていうのッ・・・げほッ」

梓は今・・・。2人に殴られ蹴られ・・・。

つまりいじめられている。

そう・・・あたしが出した結論。それは・・・・・。

『いいよ。うざいしシメちゃおうか。』

これだった。

あたしはとうとう梓に本性をだすことにしたんだ。

「・・・・・・ッ」

梓は苦しそうにしていた。

あたしはなんだか見ていて嫌になってきた。

すると―

「つッ・・・つ・・・ばき・・・???」

「あっ・・・・・。」

梓にバレてしまった。

本当はこっそり見るだけだったんだけど・・・。

2人も気付いたようだ。

「椿ぃ☆やっと来たんだぁ♪」

「もぉッ遅いよぉ♪」

「ごめんごめんッッ」

そう話していると・・・。

「椿・・・新しい友達できたんだね・・・。」

「・・・・・・・まぁ。」

ドスッ―。

由美が梓のお腹を思いっきり蹴った。

「うっ・・・うぐ・・・・げほっ・・・・・」

「黙れっつってんだよ。」

「・・・・・・・・・・・。」

あたしは黙ってみていた。
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