永遠に・・・
 教室に入ると、既に由美と恵莉香が来ていた。

「椿おはよぉ♪」

「おはよ。」

すると突然恵莉香が口を開いた。

「椿・・・あのね・・・。」

「ん?」

あたしは恵莉香の話に驚いた。

恵莉香は親の都合で引越しをするということだった。

随分遠いところへ引っ越すらしい。

だから学校もかわってしまうみたいだ。

「つまり・・・」

「椿と由美とはお別れなんだぁ・・・」

「まだ高校に入学したばっかりなのに・・・残念だね・・・。」

「うん・・・。」

恵莉香は泣きそうな顔をしていた。

「大丈夫だよッメールもできるし、手紙だってあるじゃん!!」

「そうそう!それに一生会えないわけじゃないでしょ☆」

あたしと由美は恵莉香を懸命に励ました。

恵莉香は嬉しそうに言った。

「・・・ありがとうッ。」

あたしと由美は顔をあわせて笑った。

すると由美は恵莉香にきいた。

「ちなみにいつ引っ越すの?」

「・・・一週間後。」

「早ッ・・・」

「あと一週間しか3人でいられないわけえ!?」

由美は絶望している。

「まぁ・・・仕方ないね。それまで思いっきり楽しもう!!」

「うんッ」

離れていく人1人―
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