姫様の秘め事
勧誘
「おはようごさいます美姫様っ。」
「おはよう向井さん。」
「はぁ…今日も美姫様,綺麗っ。」
今日もウッザーイキャラでー日をすごす…でも,今日はちょっと楽しみがあるんだ。
キーンコーンーカーンコーン-----
「ほら向井さん。予鈴が鳴りましたよ,席に着かないと遅れてしまいますよ。」
「はぁい。」
あぁっ!!あたしウザッ!!
もうヤダァ~。
「おーい。みんな席につけぇ~。」
先生がそう言うと立っていた人たちは次々と席へ戻っていった。
「よしっ,全員座ったな?今日はこのクうスに転校生が来た。入っていいぞ。」
その転校生…実は…
「木野 満です。よろしくお願いします。」
そう…満なんだ。
「満は美姫の双子のお兄さんだそうだ。
2年と3年に入った転校生も,満と美姫のお兄さんらしい。仲良くしてくれよ?それじゃ,1,2時限目は自習!!」
先生が出ていくと,席についた満は先徒たちに質問攻めに合っていた。
ふぅ…しょうがないなぁ。
「こらこら,満が困っていますよ?そんなに一斉に話しかけると答えられるものも答えられません。満のことなら,私でもだいたいは答えられますから。」
< 25 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop