金髪王子2

うれしそうに、俺に同意を求めてくる勇真。


ったく、相変わらず、にぎやかなヤツだよ。


勇真の指さす方を見ると、栞の名前の下に、確かに大野と菊地の名前がある。


また、アイツらとも一緒か。


ま、栞以外はどうでもいい。


俺は掲示板に背を向け、教室に行くことにした。


「あっ、大輔、待てって! 俺も行くよー!」


あー、勇真、うぜぇ。


俺は勇真を待たずにスタスタ歩き、3年1組の教室に向かった。

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