金髪王子2

がっくりうなだれて、改札に向かう。


なんでこう、うまく行かないんだろう。


付き合い初めの頃は、あんなに毎日が楽しかったのに。


受験か……。


高3だしなぁ。


司書、ねぇ。


栞、ちゃんと考えてんだなぁ。


俺も、もう少し、マジメに将来のことでも考えるか?


あーぁ……。




夕暮れの改札を抜け、俺は、とぼとぼと家への道を歩き始めた。





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