金髪王子2

「栞ー! 届いてたわよー!」


玄関から、お母さんの声。



朝から、私以上にそわそわしていたお母さんが差し出して来たのは、大学からの合否通知だった。



ダイニングテーブルに座り、お母さんが見ている目の前で封を切る。


内部推薦してもらっているんだから、絶対大丈夫って、わかってるんだけど、

封を切る瞬間は、やっぱりドキドキする。



そっと、中身を取り出すと……。




「合格!」

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