初恋~小さな男の子~
~帰り~

「あの・・・話したいことって?」

「龍斗、梓に告白するらしいんだよな。」

「ふぇぇぇぇっっ!?う、ウソ!?」

なななな、なんで!?

「おい、落ちつけ。」

「で、でも・・・!」

「ひと目惚れらしいぜ、龍斗にとっては珍しいけどな。」

えっと・・・とりあえず、

「それが話したいこと?」

「いや、いまから本題。」

なんじゃそりゃ。

「あ、あのさ・・・風香に会って少ししか経ってないけど、
 その・・・風香のこと・・・・







               好きだ。」

「・・・へ?」

またマヌケな声を出してしまった。

「初めてなんだよ、俺のこと笑わなかったの。あと・・・
 俺の・・・好み・・・///」

は、初めて言われた・・・、好みだなんて・・・///

「だめか?」

「ううん、だめじゃないよ。私も那音のこと
 好きだもん・・・///」

「ありがとな、風香。」

「こちらこそ、ありがと・・・那音。」

すっごい幸せ・・・。これが恋かぁ///

「帰るか。」

「うん・・・。」

私たちは手を繋ぎながら帰った。
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