夏と幽霊とボロ屋敷の法則
親戚が所有する屋敷。あれこれ10年は人が住んでない屋敷。しかしまたこの屋敷に人が住むようになる。そのために私が来た。
屋敷の掃除を一人でと言っても本当に一人でするわけではない。掃除は業者を呼んであるし、庭は庭師に任せてある。家の修理に大工だって来る。
私の本当の仕事はお留守番。三泊四日のお留守番係りは、業者の出入りのためにも家を管理しなくてはならない。
後、労いの麦茶出し。
手が開けば掃除。
< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop