夏と幽霊とボロ屋敷の法則
屋敷へ戻りバーゲンダッツを渡す。
幽霊は満足そうな顔をして、一瞬で食べ終えた。
違う、食べたというより消した。食べれないカップごと。
「美味であった。」そう告げられても、本当に貴方食べているんですか? 疑問に思ってしまう。
「それは良かったですね。」
ひきつり笑いで返す。
「礼に私の名を教えてやろう、名はハクシと言う。カッコいい名だろう」

名前とか聞くいてないし、自分で自分の名前カッコいいとかナルシスト以外のなんでもないし。
ああ、変なのに関わってしまった。
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