天使の羽根

Act.4


 はしゃいで遊び過ぎたせいか、キヨも百合も疲れたように寝てしまった。

 あずみは、そんな二人を微笑ましく眺めると、そっと布団をかけてやった。

「お疲れ様。静かになったと思ったら、二人とも寝ちゃったのね」

 土間から智子がひょっこりと顔を出す。

 あずみはコクリと頷くと、そろりと二人から離れ、先ほどの続きをする為に腰を下ろした。

「元気だよねぇ、いつの時代も子供って」


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