天使の羽根
「私が見つけたのは穂高くんだけなんだよ。この家にいるのは君だけだ。あずみちゃんは、ここにはいない」

 思いがけない言葉に、穂高は大きく目を見開いた。

「は? どう言う……意味」

「あずみちゃんのご両親は何も知らないから、娘がいなくなって捜索願を出している」

「あずみの……って、俺の親は?」

「穂高くんのご両親も、私同様、知っているんだよ」

「知ってるって、何を」

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